

なぜピアノの音は下がってしまうのでしょうか?
ピアノの音が下がってしまう原因は、大きく分けて二つあります。 まず一つ目は、ピアノの弦には、常に20トンという強大な力が加わっています。 私達がもし、重い荷物をずっと持っていたら、「早くどこかに置きたい」「解放されたい」と思いますよね? ピアノもそれと同じ。長い間放っておくと、この緊張を解こうとして弦がゆるみ、音が狂っていきます。 そして二つ目は、年間を通して生じる温度と湿度の変化によってです。温度の変化は、金属部分や弦を拡張させたり、収縮させたりします。具合的に言うと、暑くなると緩み、寒くなると縮みます。湿度に関しては、夏場は過湿、冬は過乾燥になりやすく、木製の機械の部分に影響を及ぼします。国産メーカーか、欧州メーカーかによっても違いますが、湿度は大体45%~55%位が理想的と言われています。これら温度と湿度の変化によっても、たえず音の狂いが発生しています。
長い間放置されたままになっていると…
長い間放置されたままになっていると、外からは見えずとも、鍵盤からの力をハンマーに伝えるアクション部分が内部で壊れていたり、ハンマーのフェルトが虫に食われている可能性もあります。 これらを修理するとなると、多額の費用が発生することも…(–;) 先程、調律とは車で言う車検、人間で言う定期的な健康診断のようなもの。と言いましたが、私達が健康診断によって自分の健康チェックができるように、調律によって大切なピアノの健康状態がわかります。 家庭で普通に使っているピアノなら、 年に一回は、ピアノのために調律をしてあげましょうヾ(o´∀`o)ノ♪そして、買ったばかりの新しいピアノであれば、弦が安定しないため、年に数回行うことがオススメです!その他にも…
調律師さんのお話によると、ただ単に音程を合わせるだけではなく、技術や理論、経験、感性や想像力も駆使して「演奏者の求める音やタッチ」